2008年10月20日 (月)

スコティッシュ・カナダ

友人のブログで話を出したので、カナダに見られるスコットランド的なものについて説明を。

カナダはアメリカよりずっとイギリスっぽくて擬似イギリス体験がいろいろできるのですが、東海岸のプリンスエドワード島、ノヴァスコシアあたりは、スコットランド色が割と強いところです。以前はこのあたり一帯がノヴァスコシア地方(=ニュースコットランド)と呼ばれていたので、それも当然なのかもしれません。でも15年以上前のことですが、ハリファックスの空港に着いていきなり、バグパイプを吹いている人を見た時にはびっくりしました。シタデルという城砦の番兵はキルト姿だったし。Wikipediaの記事によると、プリンスエドワード島とノヴァスコシアの2州は、スコットランド系の人の割合が多いトップ2のようです。日常生活にスコットランド的なものがあるかどうかはわかりませんが、おみやげなどにはスコットランドを意識したものが散見されました。

Sts330360 州のタータン柄が決まっていて、そのグッズが売っていました。左の青いのがノヴァスコシア、右がプリンスエドワード島。調べてみたら、ほとんど全部の州に公式タータン柄があるようなのですが、他の州のおみやげ屋さんでは気がつきませんでした。オンタリオ州は公式に決まったのが
2000年だったというので、知らなかったのも当然なのですが他の州ではあったのかなあ。オンタリオ州でもハイランドゲームをやる町があったりします。見たかったけど都合がつかなくて行けなかったのが残念でした。

Sts330363 こんなトレーナーもプリンスエドワード島で買いました。タータンにバグパイプに右半分はゲール語。これがゲール語だというのは、トロントで手芸講座を一緒に受けていたおばあさんが教えてくれました。その時は「そうなのか~」で終わってしまったけど、今ならいろいろ突っ込んで聞いてみただろうなあ。残念なことをしました。先の記事にも、ノヴァスコシアには2000人ぐらいゲール語を話せる人がいると書いてあります。
ちなみにここに書いてある「The Road to the Isle」(島への道)というのは、『シロクマ号となぞの鳥』で風笛吹きが演奏している曲の名前です。それに気がついた時には驚きました~。

Sts330358トレーナーの話が出たついでに、 ヤマネコ号夜間航海の時に着て行って船長にも注目されたTシャツの説明もしておきます。写真左の赤いTシャツで、この帆船はチャレンジ号という、トロントで乗れる帆船の遊覧船です。3本マストのスクーナーです。これに乗ったのが初めての帆船体験で、「遊覧船とはいえ、帆船に乗るという夢をとりあえずは実現した」と思ったものでした。(今ではそれが最初の小さな一歩と化していることに驚くやらうれしいやら。)

実はチャレンジ号に乗る1ヶ月前にノヴァスコシアに旅行に行って、写真右の白いTシャツの帆船ブルーノーズII号の一般航海に乗ろうと思っていたのですが、着いたら船がいなかった(^^;;。前日に別の港へ移動してしまっていたのでした。日程に余裕のある自由な旅行だったので、プリンスエドワード島やニューブランズウィック州のマグネティックヒル(上り坂に見える下り坂)など予定していたところを見た後、ブルーノーズ号を追いかけてノヴァスコシアを走り、ロックポートでやっと見学できたのでした(残念ながらそこでは航海はありませんでした)。2本マストのスクーナーです。こういう縦帆船が好きだなあってしみじみ思ったのですが、思えばそのルーツは(その時は意識していなかったのですが)ヤマネコ号だったのでした。

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2006年4月22日 (土)

スカイドーム

大リーグのトロント・ブルージェイズの本拠地の球場であるスカイドームが、なんと去年からロジャーズ・センターと名前が変わってた。カナダの通信会社ロジャーズが買収したからなんだって。大リーグ初の開閉式ドーム球場で、福岡ドームはこれを参考にして作られたもの。ロジャーズと冠しても、スカイドームっていう名前を残してくれればよかったのにな。いつのまにかモントリオール・エキスポズがワシントンに移転しちゃって、ブルージェイズがカナダ唯一の球団になってしまっているし。

ブルージェイズがワールドシリーズ優勝した時の、「わが街のチーム」という雰囲気がよかったなあ。ワールドシリーズが初めてアメリカ国内戦じゃなくなったのだったし。日本人選手が入ってくれると、もっと注目してもらえるんだけど。

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2006年4月 9日 (日)

オズボーン・コレクション

Foggy Scillyさんがブログでリリアン・H・スミスの児童文学論について書かれたのに触発されて、オズボーン・コレクションに行った時のことを書きます。

トロントの公共図書館で活動するリリアン・H・スミスの功績が認められて、イギリスの貴重な児童文学書のコレクションが寄贈されたのがオズボーン・コレクション。学生の頃、ランサムについて書かれているのがうれしくて(書いている本はたいてい好意的だったので)児童文学論などをいろいろ読んでいたので、オズボーン・コレクションのことはなんとなく知っていました。それがトロントにあって、誰でも希望すれば見られるものだと知ったのは、カナダに行くちょっと前。新聞か何かの記事で、「研究者でもなんでもなくてもこんな貴重なコレクションを見られる」というのを読み、これはぜひ見たいと思ったのでした。

トロントに行ってから、さてどこにあるのだろうと困ってしまいました。なんとあの記事を取っておかなかったんです。トロント大学の図書館なのかと思い込んでいたのですが、何をどう調べたらいいのかもわからない。今ならネットで簡単に検索できるのに。結局一時帰国した時に児童文学論の本を見て、トロント公共図書館だと確認したのでした。

3歳前の息子を連れて、いざ地下鉄に乗ってダウンタウンのMetro Toronto Libraryへ。そこで聞くと、そこではなく、Toronto Public LibraryのBoys and Girls Houseにあるという。子連れだからか、「オズボーン・コレクションは昔の本を集めたもので、ふつうの子ども向けの本ならすぐ近くの別の分館にありますよ」と教えてくれたけど、私が見たいのはその昔の本なんだってば。またちょっと地下鉄に乗って、やっと着きました。

Boys and Girls Houseは小さな建物で、普通の本のある部屋から通路を通った奥のほうにコレクションの部屋がありました。ガラスケースにいかにも古くて貴重そうな立体絵本などが展示されています。ドキドキ。本棚をずっと探していくと、ありました、ランサム・サガ! 息子に絵本をもたせておとなしくさせておいて飽きるまでの短い時間だけ、ランサムの初版本を3、4冊見せてもらいました。今だったら、後で削除されてしまったというアルツンヤン家への献辞を確かめたり、ランサム自身の絵ではなかったはずの挿絵を楽しんだりするのですが、その時は「うわ~、これが初版本だ~」とただ感動するだけでした。それでも、大英博物館ではガラスケースのなかに展示してあったランサム初版本が、誰でも手にとって見られるというのはすごいですよね。

その後普通の本のコーナーで、息子と本を読みました。さすがに子ども専門の図書館、4~5歳の子が司書のお姉さんに「テディベアがピクニックに行って、~~して~~したおはなしの本はありますか」と聞いていたのがかわいくて、やさしく答えてあげてるお姉さんも素敵でした。(この本何だったのか気になります。)子供が幼稚園にはいってからもう一度ゆっくり見にいけばよかったなあ。

Boys and Girls Houseは95年に閉館して、コレクションは新しくできたリリアン・H・スミス館に移転したそうです。日本人でそこで働いていた方が書いたコレクションの紹介があります。私が行った当時既にいらしたのかどうか、微妙なタイミングだったのではないかな。その後日系の新聞にコレクションの特別展示のお知らせが載ったりしたのは、この方が出したのかもしれません。(それが「アーサー・ラッカム展」でランサムと読み違えてしばし興奮した私・・・)

トロント公共図書館のコレクション紹介はこちらのサイトです。1910年以降の本はリリアン・H・スミス・コレクションと呼ばれていて、その中にはスーザン・クーパーやケビン・クロスリー・ホランドの原稿もあるみたい。今度行くことがあったら見たいものがたくさんあって大変そうです。ダウンタウンの便利なところなので、トロント観光のついでにも立ち寄れます。

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2006年2月26日 (日)

『運河と風車とスケートと』

スケートの話が出たからには、この本を取り上げなければ。
『運河と風車とスケートと』 マインダート・デヨング作、あかね書房(国際児童文学賞全集)

絶版です。大きな図書館の書庫にしかありません。古本もほとんど入手不可能でしょう。復刊ドットコムで細々と(^^;;リクエストを集めてます。(この全集のもう1冊もリクエストしてます。)よかったら投票をお願いします。

この本を読んだのは、小学校でスケート教室に行った頃。スケートってどんなかな、と思って読んだこの本が、国際児童文学賞全集との出会いだったと思います。一時期本をまったく読まなかった私が推理小説を手がかりに読書にやっと復帰し始めた頃に、この名作ぞろいの全集を読めたのはとても貴重な体験だったと思います。あのえんじ色の表紙のままで全巻復刊してくれないかな~。それが無理なら他の本みたいに少年文庫ででも出してくれないかな~。

前に書いた内容紹介を引用しておきます。
「同級生は皆スケートができるのに、前に運河が凍結した時病気をしていたムーンタはまだ滑れない。今年こそ何とかスケートを覚えたいと思っていると、寒波がやってきて何年かぶりに運河が凍った。ムーンタははやる心で両親の止めるのも聞かず練習に飛び出した。焦るあまりいろいろとトラブルを起こしたが、木の椅子を支えに練習を重ねて滑れるようになってきた。すると「新しい教会のパイプ」まで一緒に滑ろうと父親が約束してくれた・・・。滑れるようになりたい一心で行動し、ひたすらスケートに熱中する少年。読みながら一緒にオランダの運河を疾走した気分になってしまうほど、少年の一途な思いが伝わってくる。」

この本を読んで、運河でスケートというのにすごくあこがれたんですよね。カナダのオタワでは運河が凍ってスケートができるというのだけど、冬には結局オタワには行かなかったんです。トロントから車で5時間くらいなんだけど、冬道をそれだけ行くのはちょっと心配だし、かといって飛行機や鉄道で行くのもなんだったので・・・。めったにないチャンスだったのに残念なことをしたかなあ。

話はずれるけど、トロントではスケート靴のレンタルがなかったので、自分用のを買ったんです。小学校以後ほとんどやらなくて滑れなくなってたから入門クラスにちょっとだけ行きました。でも日本でマイスケート持ってるのにまっすぐしか滑れないってのは恥ずかしい(^^;;。
レンタルがなくても、子どもの成長に合わせてスケート靴のサイズを交換してくれるお店があったり、学校のPTAでスケートやスキーやウェアの交換会をやったりするのは、さすがウィンタースポーツの国です。3歳ぐらいから行ける親子スケート教室では、アイスホッケーやってましたという感じのお父さんがいっぱいいたし。うちの子は4歳で子どもだけの教室にちょっとだけ行ったのだけど、「まずリンクの真ん中まで這っていきましょう」と先生に言われて防寒着にヘルメット姿の幼児がぞろぞろとハイハイをしていったのはかわいかった~。

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2006年2月 5日 (日)

バッファローウィング

お料理バトンで挙げた「チキンウィングバッファロースタイル」、パブでメニューにあったので喜んで食べたのですが、「バッファローウィング」という名前だったので「チキンなのになんでバッファロー?」と質問されました。

バッファローとは、ナイアガラの滝の近くにあるアメリカの町の名前です。カナダからは国境を越えて一番近い町なので(ナイアガラの観光地は除いて)、アメリカのほうが物価が安いのでこの町に買い物に行ったりするらしいです。その町でできた料理だからバッファローウィング。動物のバッファローじゃないです(^^)。この料理の紹介をしているサイトを見つけたので、詳しくはそこをご覧ください。日本でもソースが買えるんだ~。

北米の地名がらみでついでにいうと、サウザンドアイランドドレッシングの「Thousand Islands」は、トロントとモントリオールの中間にあるキングストンの近く、オンタリオ湖とセントローレンス川の境のあたりにたくさん島があるところの地名からきています。1700も島があるんです。その島のひとつに住んでいたお金持ち(お城風の別荘が公開されている)に雇われていたシェフが考案したものです。

トロントとバッファロー、キングストンあたりの地図はこちら。(ちゃんと出るかな)

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2006年1月 6日 (金)

大オオハム

酉年は過ぎてしまったけど、わが家の鳥たちの紹介です。
ランサムの『シロクマ号となぞの鳥』に出てくる大オオハム、英語名Great Northern Diver。物語では「イギリスで巣を作ることはない」というのがポイントになっていますが、カナダではポピュラーな鳥でその名もCommon Loonと呼ばれています。1ドルコインや20ドル札のデザインにも使われていて、ゴルフ場などでも見られることがあるようです。名前の違いからこれが大オオハムだとは気がつかなくて、帰国して数年してランサム熱が復活した時に知ってびっくり。なんとなく惹かれてグッズが集まっていたのは、ランサムの思し召しでしょうか。

loon1 loon3 いただきもののデコイ2つ。デコイといえばこれ、という感じです。

 

loon2 loon5 トールペインティング教室で作ったもの。
最初に作ったドアストッパーと、1年後に作った帽子掛け。

この他に大オオハムのデザインのTシャツやトレーナーがNorthern Reflectionsという店でよく売っていて、気に入って数種類買っていました。着られなくなったものももったいないので巾着袋にリフォームしたりしています。その店のサイトを前見つけたのですが、わからなくなっちゃった・・・。

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2005年7月 1日 (金)

Canada Day

カナダ建国の日です。
もうすぐ140回目になるぐらいじゃないかな。137とか8とか。

カナダには5年間住んでいました。思い出して記事を書くこともあるかもしれないので、カテゴリーを作ってみました。

カナダデイといえば、花火。祝日のお祝いにあちこちで花火大会があります。個人でも公園でちょっとした打ち上げ花火をやったりします。
高層マンションに住んでいた時には、近所であげてる花火や、遠くの花火大会がいろいろ見えて楽しかったです。

一軒家に引っ越してからはその楽しみはなくなってしまって、花火を見るには出かけることが必要でした。しかし! ここで問題なのが時間です。カナダの夏は日が長いし、サマータイムで1時間ずれてるからかなり遅くまで明るい。明るくては花火はできないので、5月末のヴィクトリアデイの花火は9時ごろ開始、夏至からまもないカナダデイだと10時開始だったような記憶があります。今検索してみたら10時30分だって…。幼児連れで出かけたら、絶対寝ちゃいますよ。有名なオンタリオプレイスとかワンダーランドの花火に行ってみたかったのになあ~。近場の小規模なもので我慢してました。

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