滝川イベント(6):グライダー体験
さて、ヨット練習中にグライダーが飛んでいるのが見えたのでまた問い合わせたところ、今の状況なら飛べるとのこと。時間が経つと天気がどうなるかわからないので、グライダー希望者は昼食を後回しにしてスカイパークへ急ぎました。(途中の道でキタキツネを見ました!)約10分の飛行で七千円とさすがに高いし、乗り物酔いしやすい私としてはいろいろ不安もあったのだけど、たまたま友人が最近グライダーに乗ったというブログを読んだこともあり、めったにないこの機会にチャレンジすることにしました。
グライダーは厚木基地の航空ショーで飛んでいるのを見たことはあるけど、間近でじっくり見るのは初めてです。2年前「宮崎駿が選んだ50冊の直筆推薦文展」で興味を持って読んだ『風の王子たち』がグライダー乗りの話なので(いかにも宮崎さんが好きそう(^^))、皆さんにもお勧めして自分も再読して気分を高めてきたのでした。事務所で手続きをして、滑走路脇の建物へ。乗る人は7人いるので、まず順番を決めました。ここでもまた、ドキドキして長く待つのを避けて、3番目に乗ることになりました。
軽飛行機に引っ張られて滑走路を進むグライダーは、軽飛行機がまだ地面を走っている時に、既にちょっと浮き上がっています。そして離陸してずっと高いところまでロープで引っ張られたまま上昇してから、ロープを切り離して滑空が始まります。一番手のCOOTさんが乗ったグライダーが高く小さくなって見失った…と思ったら、そのうち切り離されて滑空してきたのが見えました。やがて高度がだいぶ下がって私たちの真上にやってくると、スタッフが「手を振れば見えますよ」と教えてくれたので皆で大きく手を振りました。向こうもそれが見えたようで、旋回して、中で手を振っているのが見えました。それからしばらくして着陸。2機のグライダーを順繰りに飛ばしているので、もう次が自分の番です。
重いパラシュートを背負ってグライダーに乗りこみ、シートベルトを締めて記念撮影して、飛び立ちました。軽飛行機に引っ張られて上昇し、ロープを離していよいよ滑空です。聞こえるのは風の音だけ。パイロットの人が見えるものをいろいろと説明してくれました。滝川駅、ラウネ川と海洋センターやコテージ、日本最長の直線道路、新十津川町…。旋回するときには、「気分は大丈夫ですか?」と気遣ってくれました。心配していた割にはまったく大丈夫でしたが、旋回して上昇するのが続いたらきっと酔うだろうなあ。
高度がだいぶ下がって、スカイパークの上空に来ましたが、誰も上を見てくれません(^^;;。次のグライダーがもうすぐ飛び立つので皆そっちを見ているようです。
手を振ろうと思ったのに残念~。それからもう一回りぐらいして、着陸しました。わーい、気持ちよかった~! 怖さは全然ありませんでした。珍しい体験ができて感動です。
その後もあとから乗る人が飛び立つのを見て、上空に来たらちゃんと手を大きく振って(^^)、下りてくる様子をしっかりと見て楽しみました。そうしているうちに、パンカフェで昼食を食べてきたグループも来て、追加で2人乗ることになりました。私たちはさすがにお腹がすいたので、食べた人たちに後をまかせ、事務所内の喫茶「リリエンタール」で昼食にしました。
それから格納庫兼博物館を見学。はじめは自分たちだけだったのでわりとあっさり見ていたのですが、途中からスタッフが来て説明してくれたので、ここぞとばかりいろいろ質問したり動かして見せてもらったりしました。初級向けから上級向け、モーター付きなどいろんなタイプのグライダーがあるようです。古い木製のグライダーもありました。
さっき乗ったグライダーも格納されていました。私はちょうど食事していて見なかったのですが、しまう時には翼に台車をつけて、後ろ向きに車で引っ張って行ったとか。面白い光景だったでしょうね。誰か写真を撮っていないでしょうか。戻りながら事務所のところの地図を見てまたひとしきり質問。長時間飛行したルートなどが表示されていて、わくわくしながら話を聞きました。
(おまけ)今回の旅行の下調べで新十津川町が滝川の近くだと知り、この前日に車で通ったのが実は結構うれしかったです。奈良県の十津川村から(神戸を経由して)移住して開拓されたところで、阪神大震災の時の神戸や、昨年の豪雨被害の十津川村に支援したことが知られていますね。十津川村にもいつか行きたいな。
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コメント
素晴らしい経験をなさいましたね。
私も乗ってみたかったなあ。
投稿: かおる | 2012年10月14日 (日) 09時24分
>かおるさん
関東では友人mさんの乗った妻沼で乗れるようですよ。
投稿: Titmouse | 2012年10月15日 (月) 14時27分