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2012年10月17日 (水)

『天地明察』

本屋大賞か何かを取った時から知っていたけど、時代小説だというのであまり興味を持っていなかったのが、映画の宣伝を見たら暦とか天文の話だとわかって、それは読まなくてはと思った次第。話題の本だろうに、図書館の順番待ちは一桁だったし、十冊ぐらい所蔵してるようだからすぐに回ってきました。

江戸時代に囲碁棋士でありながら算術や天文に熱中している渋川春海が、その能力を見込まれて暦の改定に取り組むという話。春海を登用しようという思惑の偉い方々とか、全国を巡り歩く天文観測隊を主導する二人の老人とか、若い碁打ちとか、算術が縁で出会った人々との人間模様が面白い。もちろん、退屈ではない勝負を望み、すべてをかけてそれに取り組んでいく春海の熱意もいい。熱く突っ走るだけじゃなくて、回りの状況をきちんととらえ、最後には様々な手立てをしていくところは、先々を読む碁打ちならではなのかな。

ちょうどここ数日、春海製作の渾天儀を日光東照宮が展示しているとか、映画の監督が囲碁普及に貢献したとして日本棋院から三段の免状が授与されたとか、ニュースになっていました。渾天儀、見てみたいなあ。映画は配役を見てなるほどと思ったし、観測の様子とか映像で見たいとも思うけど、見に行くかどうかは未定。

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