伊香保旅行
足腰が弱って出かけるのが難しくなった母を温泉に連れて行きたくて、全国旅行支援を利用して三世代旅行をしてきました。
夫の希望は、横川の峠の釜めしを食べて温泉へ行くこと。それなら伊香保に泊まることにして、横川に寄るのなら碓氷峠も少し走ってアプトの道を見よう(そして私は以前行った時の懸案事項を確認しよう)、榛名山ロープウェイで歩かずに景色を楽しもうという計画にしました。娘も休みの日なので手助けも当てにして一緒に行くことにしたら、たまたま好きなコミック/アニメの「頭文字D」の聖地巡礼になったようでした。
前日は冷たい雨だったけど、素晴らしい晴天になってよかった。まずは横川の峠の釜めし。以前行った時の記事で中身の写真を出してるので今回は包装状態の写真で(^^)
「頭文字D」にはこの店も出てくるので関連グッズも売ってました。娘は買おうか悩んだみたいだけど、食事の後トイレに行って出てきたら、2階で食事してたらしい修学旅行生が降りてきてすごい混雑状態になり、それどころじゃなくなって店を出ました。そういえば駐車場には観光バスが何台も止まっていたのでした。
そしていざ碓氷峠へ。私はアプトの道の見どころを見て4年前のハイキングを懐かしく思い出し、娘は「頭文字D」に出てきたものを確認しながら、旧熊ノ平駅へ。母と夫は車で休憩しててもらって、結構鉄道好きな娘と私は階段を上って駅跡に行きました。
私がここで今回確認したかったのは、前回行った時に見たこの↓掲示の「第13カルバート」でした。「煉瓦アーチが角度をつけたギザギザ」というが気になって。前に行った時どこにあるものかわからなくて、帰ってきてから調べたらこのサイトに詳しく書いてあるのが見つかり、この掲示の真下に第12カルバートがあり、第13カルバートがあるのがどの辺かもなんとなくわかったので、見られるなら見たいものだと思ったのでした。
そのサイトによれば、この写真の中央のレンガ壁の残りが橋梁の跡で、それを(たぶん左の茂みの下の方から)くぐった先にある暗渠(小さい橋)のひとつが第13カルバートだというのですが…予想通り立ち入り禁止エリアでした(^^;; 写真の右のほうの茂みの陰のあたりなんだろうなあ。残念~!
しかたないので、アプトの道のスタートのトンネルへ。前回4つのトンネルが写った写真がなかったので撮ってみたけど、木が繁っていて右端のがはっきりトンネルだとわかりにくい(^^;;
そしてトンネル手前の足元にある第12カルバートがこれ…肉眼では背伸びしたらレンガのアーチがちらっと見えたのに、写真では暗くて写ってない(^^;; 前回の写真では草が伸びてなかったので見ようと思えばはっきり見えたでしょうけど知らなかったのだからしょうがない。というか、足元にあるものの説明を掲示しておいてほしかった。
今回驚いたことに、掲示されていた旧熊ノ平駅と第13カルバートの説明はなくなっていました。まあ、あれがあってどこだろうと思っても見られない場所なのではたしかに掲示しないほうがいいかもしれませんね。
気を取り直して、娘の真似をして線路すれすれから写真を撮りました。
年に何回か行われている、新幹線開通で廃線になった信越線(ふだんは立ち入り禁止の左のトンネルなど)を歩くイベントに参加すれば、上りルート(軽井沢→横川)だとこの駅跡で昼食休憩するようだから、もしかしたら第13カルバートも見られるのかもしれません。ちょっと興味はあるけどそこまでしようかどうしようか。
めがね橋は行きに大きい駐車場に止めようとしたら結構遠かったのでやめて、帰りにゆっくり走って眺めたけれど写真は撮れなかったので前回の写真で代用(笑)。これも「頭文字D」にバッチリ出てくるんですね。
高速道路に戻って進み、伊香保から榛名山へ。途中メロディラインという、50kmで走ると「静かな湖畔」のメロディが聞こえる道を通りました。ちょっとスピードが変わったら、壊れたテープレコーダーみたいに音が変に下がりました(笑)
ロープウェイの榛名高原駅に到着。ここのロープウェイは2台連結で動くものです。
昇っていくと榛名湖が見えてきましたが、全部は見えないのがもどかしい(^^;;
途中で下りとすれ違い。
山頂駅のすぐ横が展望台で、素晴らしい眺め。写真中央のぎざぎざの山が妙義山ですね。
雲の右端あたりには富士山も見えました。
関東平野の広さを実感。案内板によるとスカイツリーが見えることもあるらしいけど、この時は双眼鏡でもわからなかった。
浅間山からは噴煙が少し出ていました。
あちこちに咲いていたヤマツツジ、ここにはいろんな色のが咲いていました。
ロープウェイで降りてきて、車で榛名湖畔へ。ボートはあるけど遊覧船はいなかったようです。まあ時間もなかったけど。
榛名富士とわが家の車。
伊香保への道の途中はヤマツツジの花盛りでした。低木のイメージのツツジが大きく高く育ってて驚きました。
この先のくねくね道が、「頭文字D」で車で山下り勝負する場所なんですね。路面にブレーキ痕がいっぱい(^^;;
伊香保のホテルに到着。部屋からは雪の残った山が見えました。谷川岳かな。
洗い場が畳敷きの温泉(滑らなくて安心)に入り、夕食はアワビの踊り焼きと牛陶板焼きがメインの会席料理でお腹いっぱい。
ホテルにはコミックがたくさんあって部屋に持ち込んで読み放題だったので、娘が「頭文字D」を持ってきて私も少し読んで、なるほどこの辺がまさに舞台なんだと確認しました。
窓から外を見たら細い月と金星と、まわりにふたご座と火星。北斗七星などいろいろな星が見えました。
娘と夫はその後石段街に買い物に行きましたが、私は行かなかったので、翌朝ちょっとだけ見に行ってきました。上り下りはつらいから、ホテルからほぼ平行移動して行った石段の真ん中辺だけ見て満足。
チェックアウト後は娘が午後仕事があるのでまっすぐ帰途へ。
晴天に恵まれて素晴らしい景色が見られて、温泉でゆっくりできてご馳走を食べられて、とりあえず母に喜んでもらえてよかったです。
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